男性エンジニアの僕が大企業で育休をとった3つの理由

男性エンジニアの僕が大企業で育休をとった3つの理由 男の育休

なんで育休とったかって?

い〜い質問ですねぇ!

理由1.家族の時間を大事にしたい

1つ目の理由はシンプルに、家族とゆっくり過ごしたいからです。

結局育休を取る理由って、これに尽きるんですよね。

せっかく家族が増えるのに、寝顔しか見られないんじゃもったいないのです。

育休によって家族との時間は3.2倍に増加

育休中の僕の1日の過ごし方は以前ご紹介した通りですが、1日に息子と過ごせる時間は08:00〜20:00の12時間です。

1週間あたり84時間ですね。

一方子供ができてからも働き続けていていた場合、平日はだいたい09:00に家を出て22:00頃に帰宅する生活を送っていたはずです。

(帰宅時間はばらつきが大きいですが、平均するとこのくらいです。)

そのため、平日に起きてる息子と過ごせる時間はせいぜい朝の30分程度です。

土日は育休の場合と同じとして、子供と過ごせる時間は1週間あたり26.5時間です。

計算すると、育休取得によって子供と過ごせる時間が約3.2倍に増加したことになります。

理由2.男性育休がもっと普及する礎となりたい

2つ目は、ちょっとかっこつけた理由です。

1つ目の理由がミクロな視点からの理由だとしたら、2つ目はマクロな視点からの理由。

自分が率先して育休を取得することによって前例を作り、一人でも多くの育休希望者がその選択肢を選べる環境ができたらいいと思っています。

例えば僕が育休取得を上司に打診した時、上司からは「男で半年の育休は、うちの会社では前例がない」と言われましたが、後輩が育休を取るときにはもうそんなことは絶対言われません。

また、僕が育休の情報を発信することで、育休取得は当たり前の選択肢の1つなんだってことを多くの人に伝えられたら嬉しいです。

もっと言うなら、上記の結果として子供を持つことに前向きになれるカップルが増え、日本の出生率向上に一役買うことができたら最高ですね。

理由3.おいしい

3つ目の理由は、どちらかといえば下心といった方が正しいものです。

育休って何かとおいしいですよね。

おいしさ1.話のネタになる

まだまだ(特に古い大企業では)男性の長期育休取得者は少ないため、経験できたら話のネタになります。

「楽しかった」にせよ「思ったより大変だった」にせよ、多くの人が興味を持って聞いてくれるネタになっておいしいです。

おいしさ2.働かなくてもお金がもらえる

育休期間中は「育児休業給付金」というお金がもらえます。

ざっくりいって、今までの給料の2/3くらいが働かなくても毎月もらえるのです。

言うなれば「宝くじ当てて利息だけで生活してる人」とか「突然親から莫大な遺産を引き継いで会社辞めた人」みたいな生活が、ちょっとだけ体験できちゃう感じ。

これはもう、めっちゃおいしいですよね、誰もが一度は見た夢でしょう。

おいしさ3.自由な時間が増える

これは上の「働かなくてもお金がもらえる」によって得られるメリットです。

今まで働いていた時間がそのまま空くので、自分の時間は格段に増えます。

ゲームをやったり、本を読んだり、勉強したり、昼からお酒を飲んだり、、、時間があったらやりたいことなんて無限にありますもんね。

時間はお金では買えない、貴重なおいしさです。

実際には、育児は当初想像していたよりも何倍も忙しいので思ったほど自分の時間はありませんでした。

僕は完全に育児をなめていたのです。

とはいえ残業に追われていた日々と比べると、ブログを書く時間くらいは捻出できているのでハッピーです。

下心ばっかり。。。

最低だ、俺って。。。

コメント

  1. さわいし より:

    シンジさんの会社はこれから就活生に対して「うちは男性社員でも半年間の育休を取っている」とアピールできるわけで、長い目で見れば会社にとってもプラスになりますね。
    シンジさんの育休取得を渋った上司の方にしても、今までに前例のない男性の半年育休を認め、欠員がありながらも職場を回しきったことをいずれ会社から評価されるでしょう。

    • シンジ より:

      >さわいしさん
      そうなんですよね。
      就活生にもアピールできますし、内部の優秀な人材(僕とか)の流出を防ぐことにも繋がることでしょう。
      上司は長期的なメリットよりも短期的なリスクにばかり目がいっていた様子でしたが、育休明けにその辺りも含めて笑って話せたらいいなと思ってます。

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